このたび、NPO法人目と心の健康相談室 副理事長であり、神経眼科・心療眼科医として長年にわたり多くの患者様を支え続けてこられた若倉雅登先生が、令和8年7月7日に逝去されました。
先生は、特に眼瞼けいれん、眼球使用困難症候群、光過敏をはじめとする、診断が難しく、周囲にも理解されにくい症状に苦しむ患者様と真摯に向き合い続けられました。その卓越した医学的知見はもちろんのこと、一人ひとりの訴えに耳を傾け、「患者様の苦しみを理解しよう」とする温かな姿勢は、多くの患者様と医療従事者の心に深く刻まれています。
当相談室は2015年の設立以来、若倉先生のご指導のもと、「目と心の両面から患者様を支える」という理念を大切に活動を続けてまいりました。先生は副理事長として相談室の歩みを支え続け、診察だけでは十分に支えきれない患者様にも寄り添う場の必要性を、私たちに教えてくださいました。
病と向き合われる中にあっても、先生は最後まで患者様のこと、そして相談室の未来を案じておられました。その変わることのない情熱と優しさは、私たちにとって大きな支えであり、進むべき道を照らす灯でした。
先生が遺してくださった医学的知見と、「患者様の訴えを真摯に受け止める」という志を受け継ぎ、私たちはこれからも患者様とご家族に安心していただける相談支援活動を続けてまいります。それが、先生への何よりの感謝であり、ご恩に報いる道であると信じています。
若倉雅登先生のご生前のご功績に深く敬意と感謝を表するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
令和8年7月
NPO法人目と心の健康相談室
理事長 荒川 和子

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